クコの実「枸杞子」[002薬味・身近な薬草]


クコの実(ナス科)生薬名 枸杞子 根の皮は地骨皮
<画像:%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%81%AE%E5%AE%9Fhp.jpg>

私の学ぶ漢方は日本漢方・古方という流派ですが、約2000年前の『傷寒論雑病論』『金匱要略』を教科書としていて、その中には「枸杞子」、または「地骨皮」は薬味として出てきません。そのため常に触れている生薬ではないので、枸杞子の性格、性質がしみじみとわかっておりませんでした。ただ最近は民間薬のお茶を作ったり、生薬を調べる事が非常に多くなってきているので、クコの実(枸杞子)について深く調べたところ、興味深い効能がたくさんでてきました。

古くからいつまでも元気でいられるように、老けないようにするための「薬草、漢方薬」が伝承されています。その中でも有名な薬草は、美肌、アンチエイジングの味方として古代から珍重されてきた「クコの実」「朝鮮人參」です。クコの実は杏仁豆腐の彩りに使われている赤い実です。

中国の数千年前の古書にはクコは「精氣、からだの不足を補い、顔色を良くし、目を良くし、心を安らかにし、長寿にする」といわれ、現在の日本でも漢方薬として使っています。特に疲れ目やかすみ目に効果のある「杞菊地黄丸・こぎくじおうがん」は有名です。目に良いばかりでなく、疲れや、足腰の弱り、お肌の乾燥など年配の方の特効薬です。

日本では、徳川家康が帰依した僧、天海僧正はクコの実と納豆汁の愛用者だったと伝えられています。ある時、三代将軍・家光が「祖父の時代からお元気だったそうですが、その秘訣は?」とたずねたところ、「クコの実が垂れ下がった井戸の水を飲んでいます」と答えたそうです。

欧米でもクコの実は「ゴジベリー」と呼ばれ、噂ではスーパーモデルにも愛用者が多いとのことです。美容を目的としたサプリメントやドリンクにも含まれます。

<画像:%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%81%AE%E5%AE%9F%E5%95%86%E5%93%81hp.jpg>

化粧品メーカーの資生堂は、クコの実には紫外線を浴びて、「肌が赤くなる紅斑や黒くなる黒化を抑制する」「黒化した肌の回復を早める」という新たな作用メカニズムの美白効果 があることを世界で初めて発見しました。こういう事は今までの使われ方から想像できます。資生堂の美白&シミ専用サプリメントの「ホワイトブルーム」に配合されています。

以上のように、クコの実の効能は滋潤、滋養です。血液や体液を増やしからだを潤す目的で使います。一方、朝鮮人參は「気を巡らす」働きがあります。気力・エネルギーを増やしてくれるため、血液や体液の循環が良くなります。そのため、クコの実と朝鮮人參は相性がとてもよく、当店でアンチエイヂングの為にお勧めしている、「瓊玉膏・けいぎょくこう」や「亀鹿霊仙廣・きろくれいせんこう」(なぜか板チョコ味)に配合されています。これらは古くからからだを潤すために、歳をとらないように、いつまでも元気でいられるように考案されました。そのため、お肌だけでなくからだ全体が潤います。

<画像:%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%81%AE%E5%AE%9F%EF%BC%86%E4%BA%BA%E5%8F%83hp.jpg>

クコの実(枸杞子)を改めて調べてみると、肝腎を滋養する強壮剤として、いろいろな楽しみ方がある事もわかりました。有名なのはクコ酒。私もお酒は好きなので、いろいろ試しました。くわしい事はこちらで「枸杞酒」ご覧ください。。実はそのまま食べても甘くて美味しいので、美容や健康維持のために毎日数粒づつ召し上がってもよいでしょう。

当店の生薬は歴史のある生薬問屋さんから厳選されたものを選び、薬草によってはそれを加工したり、質の良くないものは取り除いたりしております。

「資生堂が発見した「枸杞の実」の真実」パンフレット
「亀鹿霊仙廣」パンフレット
「新註校定 国譯本草綱目」
より引用


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

漢方相談 医王堂薬局
〒227-0054
横浜市青葉区しらとり台1-2
tel: 045-984-3247


携帯トップ | パソコントップ


supported by dakkyuu.com