ごおう「牛黄」・緊急、救命薬[002薬味・身近な薬草]


命を救うお薬「牛黄」

この写真の牛黄は、当店の漢方勉強会「飯田塾」の時に、学術さんに見本として持ってきていただいた救心製薬さんの「牛黄」です。ちなみに学術さんはなんと救心のCMに出ている人!
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「牛黄」と書いて「ごおう」と読みます。牛黄は牛の胆石で、牛1000頭に1頭くらいの割合でしか見つからないといわれ、金よりも高いという大変高価な漢方薬です。牛黄の歴史は古く、日本では仏教の儀式で今でも使われますし、5〜6世紀に中国で書かれた「神農本草経集注」という古医書には、重度の発熱、あらゆる子供の病気、大人の精神錯乱を治し、長期にわたって服用すれば新陳代謝を高め、寿命を延ばし、物忘れしなくなると書かれています。現代の中国では、牛黄は脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害による意識障害に使われています。

日本では昔から肝炎、糖尿病などの慢性疾患から、疲労、動悸、不整脈、風邪、発熱、インフルエンザ、二日酔いなどの広い意味での「救急薬」として使われており、是非一度お試しいただきたいお薬です。その中でも特に,ひどい疲れや風邪、インフルエンザにお勧め致します。テレビでも有名な水戸黄門様の印籠に入っていたことでも有名です。「この紋所が目に入らぬかぁ〜!」それほど古くから緊急・救命薬として重宝されたようです。

☆牛黄の主な作用
○強心(どうき、むくみ、めまい)
○鎮静(イライラ、不眠)
○解熱(風邪やインフルエンザの発熱)
○抗炎症(のどの腫れや痛み)
○抗ウイルス(風邪、ウイルス性肝炎)
○鎮痙(けいれん、ひきつけ)
○血圧降下(肩、首筋のコリ、頭痛、のぼせ)
○肝臓保護(疲労倦怠感、二日酔い、肝炎、肝機能障害)
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牛黄は子供にもよく使えるため、宇津救命丸にも配合され、赤ちゃんから小児までの夜泣きや、かんむし、ひきつけ、下痢、消化不良、胃腸虚弱、乳はきに効果があります。これらの効能以外にも養生薬として丈夫な体を作ってくれるので、昔からある処方なのです。

大人が使う処方には、救心、六神丸、感応丸、清心丸、霊黄参などに配合され、緊急救命薬として、または慢性病や重症の病気や、難病によく使われ薬草よりも動物生薬なので切れ味があります。

ただし、牛黄は値段が高い分品質の差が大きく、良い質のものを使わないとあまり良さは感じられません。高めのドリンクや、他のお薬に脇役として配合されているものは最高の牛黄を使っているものは少ないでしょう。

産地ではオーストラリア産が世界一として有名ですが、ブラジル産やその他にもみられます。しかしその生薬問屋さんが、いかに牛黄を長く使っていて産地と付き合いがあるかという違いでも品質の差はそうとう大きいようです。せっかく使うのであれば、質の良い牛黄をお使いになられたら良いと思います。この卓越した効果を体験するためには、原末で1回量として100〜200mgくらい必要です。質の悪い物はもっと多く飲まないと効き目が無いとされています。高価なものなので、偽物や合成の牛黄があるようですので、お気をつけ下さい。

これが牛黄ですよ!と売っているものがたくさんありますが、牛黄が多く入っている表示なのにお安い物は、残念ながらそれなりの質のものです。自然の物はシンプルなほど効果が鋭いと言われますが、緊急時、困った時は牛黄のみ。せめて人参と牛黄のみの製剤が効果が早いでしょう。

このようにとても幅広く使え、なおかつ緊急、救命薬として使えるので、いざというときのためにご用意しておかれる事をお勧め致します。自分も家にはもちろん、国内・海外旅行の時は必ず持って行きますし、忙しい時、ホトホト疲れた時、イライラした時、勝負の時などは必ず飲んでホッとしています。

一家に一つ。必需ですよ。

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この年輪!

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こんなに大きなものも。


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