とりかぶと「烏頭・附子」[002薬味・身近な薬草]


とりかぶと(キンポウゲ科) 生薬名 烏頭 附子

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「トリカブト殺人事件」でも有名な毒草のとりかぶとで、北海道から本州にかけて自生する。

食用にするキンポウゲ科のニリンソウや、薬用にするフクロソウ科のゲンノショウコとそっくりなため、山菜採りで間違えて中毒することが多く、すぐに病院での手当てが必要だが、昔からトリカブト中毒には黒豆と甘味料に多く使われ甘草を2対1で煎じて解毒していた。黒豆が無い場合は冷やした味噌汁でも可である。

もともとはアイヌ人や、北半球の狩猟民族が矢毒として、熊を捕ることに使用していた。中には無毒のものもある。

このような毒草も漢方ではとても大事な薬草で、減毒するために水洗いした後、濡らした和紙で包み、それを火鉢の熱灰の下にて炮じた後、皮を去り縦に8片に刻んで天日乾ししたものを使用する。これを「炮附子」といい、ひどい冷え、痺れ、痛み、古い病気等の処方に配合され、この薬味がなければ治らない病気がたくさんあるほど重要である。

下の写真の茎がのびている右側の根が親根で「烏頭」、左にくっついている子根が「附子」の原料になります。写真ですとわかりにくいかもしれませんが、芽が出てきています。

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