口が渇く・粘る・口臭[020 内科的な症状]


まず初めに「口が渇く」と「喉が渇く」は漢方では微妙に意味が違います。

口が渇く。
口の中が粘る。
口の中が苦い。えぐい。
口臭がする。
舌に苔がついていて汚い。
よく口内炎になる。

このような症状が気になったことはございませんか?
西洋医学的に言うと、「ドライマウス」だとか「口腔乾燥症」といわれていますし、副交感神経のアンバランスからとか、歳をとってきて保湿できなくなってくるからとか、考えられているようですが、確かな原因は不明でしょう。

いろいろ考えますと、鼻がつまり気味でも口呼吸をするので乾きやすいはずです。緊張しても口は渇きます。西洋薬でも口が渇くことがあります。

では東洋医学ではどのように考えるか。

口臭がする。舌に苔が出る。口内炎になる。口が渇くなどの症状の共通点は唾液の分泌量の少なさです。唾液には消炎作用のある塩化リゾチーム含まれています。だから動物は怪我をした時に舐めるのです。唾液が少なくなると悪玉菌を退治する事ができなくなり雑菌がはびこります。それが口臭の原因になったり、口内炎になる引き金になったりします。

ではなぜ唾液が少なくなってしまうのか?渇くということは熱があるということです。(冷えからも多少は起こりますが)風邪の熱ではありません。東洋医学には、胃や肝臓に余分な熱があると口の中が渇くという考えから、「口渇」や「口苦」という言葉があります。この胃や肝臓の熱には「黄?」や「黄連」、「柴胡」などの薬味が入る処方を使います。この余分な熱を冷ませば症状は取れます。この症状が出やすいのは、ストレス過多などの気の病気や、自律神経失調症、更年期や婦人病全般などの血の病気、シェーングレン症候群、肝炎など肝臓の病気全般、風邪の後期にも多く見られます。

「口が渇く」というのは口は渇くが別に飲み物をたくさん飲みたいわけではありませんが、「喉が渇く」という症状は口も喉も渇くので飲みたい症状です。この症状は特に熱射病、皮膚病、多汗症、下痢、脱水症状、糖尿病の時に出る症状で、口が渇く症状よりももっと熱症状の激しい時に多く見られます。

喉が渇く人のひどい人は、東洋医学では「咽乾」「消渇」「煩渇」と言われ、1日に2L〜6L水分をほしがります。飲んでも飲んでも渇きが取れない。身体に水分が吸収されていかないようなイメージです。このような病状の時は体の中の熱症状が激しい為、もっと熱を冷やす「石膏」や「猪苓」などの薬味が入る処方を使います。

病気の深さによってよくなる時間も違ってきますが、これらの症状も漢方薬で解決出来るはずです。このような症状は、からだが訴えている大切なお知らせなので、ほおっておいたり、西洋医学では原因不明ということであきらめたりしないで、漢方煎じ薬をやっている薬局かお医者さんに是非ご相談下さい。楽になるはずですよ。


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